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虫歯で、歯の神経を失った話

ある日急に歯茎が膨れあがり、どう見ても異常な様子に。歯医者に行くと、神経が死んでいるとの宣告。

この記事は、虫歯治療(根幹治療)を一度もしたことのなかった過去の自分に、根幹治療の一連の流れを紹介します。

問題はこの3年前に遡る。会社の歯科検診(何年に一度の)で虫歯疑いを指摘され、某渋谷の歯科を受診。私は就職してから歯医者には、ほとんど行っていなかった。この渋谷の歯科では過去に親知らずをきれいに抜歯してもらった記憶があり10年以上ぶりに再訪した。同じ男性の院長先生が対応してくれた。おばちゃんの助手も変わらずだった。

がしかし、今回はやはりすべて老いていた。虫歯を削る器具はかなり硬くて鋭いと思う。それがおそらく手が狂い、削りすぎた様子だった。やっちまったという様子を何度も感じ、体がこわばる中、ついに「あっ、神経が」、との発言が聞こえた。もう50は超え、多分60歳位だ。申し訳ないが目があまり見えていないかもしれない。削りすぎて神経まで達してしまったのだ。

そして私の、その右上の奥から3番目の歯には、でかい詰め物でふたをされた。以降、ラーメンを食べるたびに熱くてしみるようになり、冷たいアイスコーヒーを飲むたびにしみるようになった。その歯医者にはもう行くのをやめた。そして本を読んだ。虫歯について知らなさ過ぎた。

岩澤倫彦(2018)『やってはいけない歯科治療』小学館新書

削られた歯は元には直らない。

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